焼肉の種類によって違う魅力

肉の部位による食べ方の違いと好み

焼肉は庶民の定番料理で、基本的な調理方法はお肉を焼くシンプルなものですが、種類によって異なる魅力あります。

舌にあたる牛タンは、人間のものよりも厚みがあるのが特徴で、付け根の部分には適度に脂肪が乗っていて霜降り状です。

元々柔らかい部位ですし、新鮮な状態なら生でもいただけますから、通に好まれる部位だといえるでしょう。

焼いて食べるのも、煮込んでいただくのもありなので、牛タンは単に焼くだけに留まらない食べ方の広さを持ちます。

多くの焼肉店ではタン塩が取り扱われていますから、シンプルな調味で部位本来の良さが楽しめます。

肩の部分はザブトンやトウガラシにミスジと、サンカクといった名称があります。

ザブトンは肩ロースの芯にあたる部分で、1頭から僅か数kgしか取れない希少部位の1つです。

実は、和牛の中で一番霜降りが乗っているのがこのザブトンです。

鮮度が良ければ刺し身でもいけますし、お寿司のネタにもなるほどですから、こちらも食べ方のレパートリーが豊富です。

トウガラシはアッサリとした部位で、噛めば噛むほど甘みが出てくるのが魅力です。

赤身多めで癖が少なく胃もたれしにくいですから、脂っこいお肉が苦手な人でも美味しく食べられます。

ミスジも希少部位で、脂と赤身のバランスが良くて口の中でとろける食感です。

サンカクは味が濃厚で大トロのような食感ですが、超レア部位なので食べられる機会はとても限られます。

肉の部位によって味わいが違う

焼肉の定番といえばやはり肩ロースで、大きく取れるだけあって何時でも食べられますし、比較的手頃なのが嬉しいところです。

霜降りでも脂肪分は適度ですし、薄切りにしても満足感が高いので、胃もたれが気になる人でも大丈夫です。

すき焼きにするとまた違った食べ方ができますから、焼いてタレにつけて良し、煮込む形で美味しく味わうのもありです。

リブロースも定番部位ですが、こちらは厚めに切ってステーキにもできます。

赤身は柔らかく濃厚な味わいで、お酒やご飯が進むこと間違いないでしょう。

ヒレは筋肉にあたる部分で、柔らかい上に脂肪分が少なく、上品な味わいが楽しめる高級部位です。

1頭からわずか数%しか取れませんから、価格が高めなのは仕方ないですが、一度口にしてみるだけの価値は十分にあります。

サーロインはステーキの定番ですが、焼肉でも定番中の定番で、柔らかさと甘みを兼ね備えていてしかもジューシーです。

霜降りは美しく、焼いても煮ても美味しくいただけますから、お肉好きにとって堪らない種類となっています。

ランプは腰とお尻の間にある部位で、牛の赤身肉を代表する部分だといえます。

希少できめ細かく風味が上品で柔らかいですから、年配の方も美味しくいただける贅沢なお肉です。

イチボはお尻の部分のお肉のことで、霜降りが入っているのに赤身の噛みごたえがある、不思議な希少部位です。

焼いて食べると弾力が味わえますし、噛めば噛むほど甘みが出てきて、お肉を食べる喜びが感じられます。

ごく少量しか取れないので、焼肉店でも常時取り扱っているとは限りませんが、お肉好きなら一度は食べてみたい部分です。

尻尾のテールも、焼肉においては食べられる種類の1つで、他の部位とは異なる独特の食感があります。

中心の骨髄部分にコラーゲンが含まれていますから、味が楽しめてお肌にも良いのがポイントです。

体にも良い内臓系は味や触感が特徴

モモは外と内側で分かれますが、外は赤身中心でやや歯ごたえがあり、どちらかといえば煮込み料理向けです。

焼けば食べられるものの、柔らかいお肉が好まれる傾向から、焼いて食べる機会はそれほどないでしょう。

逆に内モモは、柔らかく赤身中心で大きな塊が取れることから、カツやローストビーフで親しまれます。

脂身が少なくサッパリといただけるので、柔らかい赤身肉を好む人にとって魅力的です。

定番のホルモンは内臓をひとまとめにしたもので、多くの場合は大腸や小腸のことです。

脂分が多めですが、アッサリとしていてしつこくなく、焼き加減で油を落とせるので思ったよりもヘルシーです。

カイノミは極上な部位の1つで、希少性は言うまでもなく完成度の高さが抜きん出ています。

柔らかく適度に脂が乗っていて牛肉の旨さを理解できる、それこそがカイノミの良さです。

肝臓のレバーは癖が強い一方で、鉄分が多く貧血の人や疲労回復に役立ちます。

ミノは胃袋のことで、肉厚で白く歯ごたえがあって淡白なのが特徴です。

癖がなく刺し身でもいけるので、割と多くの人達に受け入れられています。

サガリの別名を持つハラミは、内臓に近いのに赤身肉の食感が楽しめて、脂肪が柔らかく味も濃いのが強みです。

大人も子供も大好きな部分ですから、ついつい取り合いになってしまいますが、そうなるのも頷けます。

カルビは、脂に旨味があって香りも楽しめる人気部位で、お店によっては一番人気といっても過言ではないです。

しっかりと味付けをすると、これだけでも立派なおかずになりますから、ご飯との相性が抜群です。

味や食感が近い種類もありますが、部位を思い浮かべて食べてみると、微妙に異なる違いが味わえます。

最終更新日 2025年7月8日 by donkor

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