ファイナンシャルプランナーは、個人や中小企業などの相談に応じて資産の状態を分析して、資金計画を立て、資産設計をアドバイスしてくれる職業です。
資格には2種類あって、国家資格である「FP技能士」と民間資格である「AFP、CFP」のになります。
FP技能士は、3段階のレベルがあって3級・2級・1級に分かれます。
AFPとCFPならAFPの方が取得難易度が高い資格となっていて、どちらとも資格の認定後には定められた継続教育期間中にAFPなら15単位以上、CFPでは30単位以上を取得することが求められます。
実生活にもキャリアにも役立てられる資格です。
https://www.donkoru.com/venturesupport.html
目次
ファイナンシャルプランナーが扱う分野
ファイナンシャルプランナーが扱う分野は、6つに分けられます。
ライフプランニング・タックスプランニング・金融資産運用・不動産・相続事業継承・リスク管理が、主な仕事となっています。
世界情勢や法改正などによって、お金の状況は大きく変わってくるため、常に情報をアップデートしていくことが大切な仕事と言えます。
ライフプランニング
具体的な内容としては、ライフプランニングは将来こうなりたいという顧客のイメージを実現するように、具体的にプランニングしてもらえます。
ライフプランは家計の見直しや管理方法、老後の生活費や必要になる資金などのことを考えるほか、子どもの教育費はいくら用意すれば良いのか、どうやって準備するのかなどをファイナンシャルプランナーと十分に検討することで、現実的ながらも将来の夢を実現させやすくなる計画が立てられます。
タックスプランニング
タックスプランニングは、税金の計画・企画立案という意味です。
節税のことや、住宅ローンの控除などの相談をすることができるほか、病気になった際などには医療費控除のことなども相談することが可能です。
金融資産の運用
金融資産の運用も大切な仕事です。
投資の種類や選び方を相談することができます。
投資の種類を見極めて、それに適した方法で無駄のないように資産を運用するためのアドバイスをしてもらえます。
ただし、具体的な金融商品の投資信託の銘柄や株式投資する会社などの提案は行っていない、という点には注意が必要です。
投資や資産運用について具体的に説明したいという場合には、独立系金融アドバイザーなどに相談をします。
不動産
不動産は、余裕を持って住宅ローンを返していくためのプランニングを行います。
借入可能額の資産やプランの策定を行うことができるほか、賃貸か持ち家のどちらの方が老後や相続の時のことを含めて検討することができるほか、住宅ローンの控除・住宅ローンの借り換えなど、一般の人では気づきにくい提案に繋げられます。
相続・事業継承
相続・事業継承は、ファイナンシャルプランナーに多く相談される仕事です。
相続の場合には、相続税の計算や贈与と税金がどうなるのか、不動産がある場合にはその評価をする必要があります。
他にも、事業継承をスムーズに行いたい、他の会社とM&Aを行いたいという時にも有効です。
リスク管理
リスク管理は、日常的に生きていく上で回避できない存在に対して対策していくことになります。
経済的なリスクや、災害などで起こる損害のみのリスク、株式投資や宝くじを購入することで起こる損失と利益の両方が発生するものなどがあって、これに対して財務的影響を自分で補うためにはどうしたら良いのか、保険などを活用してリスクヘッジを行うのかなどを提案します。
ファイナンシャルプランナーは、このような多岐にわたる知識が求められますが、人によって得意・不得意な分野は変わってきます。
悩みがある場合には、自分が悩んでいる分野が得意な人に依頼するということが大切です。
ファイナンシャルプランナーの勤務先
また、勤務先は一般的には銀行・証券会社・保険会社などがあります。
このような企業に所属している人に相談すると、自社がグループ会社の製品を勧められるためにプランが偏りがちになってしまう傾向があるため注意します。
独立系のファイナンシャルプランナーであれば、中立的な立場でアドバイスしてもらえます。
様々な会社の保険などの商品を提案してくれます。
この資格は金融業界を目指しているのであれば、最低限取得していた方が良い資格だと言われてます。
独立できるだけではなく、マネー講師をしたりお金関係の記事の執筆などの仕事もできるようになるなど、活躍の場を広げられます。
中小企業診断士や行政書士などの資格を取ることによって、扱える業務を広げるというやり方も行えます。
独立した場合には、自分で顧客を獲得する必要があったり、色々な営業を行うことが必要で、セミナー講師などを行う場合には事前準備は欠かせないものとなっています。
まとめ
様々な情報を取り扱う業務ですので、何より重要となるのが信頼できるかどうかになります。
初めて会う人に資産状況などを教えるというのは、抵抗を感じる人も多いです。
しかし、きちんとした情報がなければ適切なアドバイスやプランニングの提案などはできないため、信頼できる人を探すことが顧客側は重要です。
ウェルスデザイン評判も参考
最終更新日 2025年7月8日 by donkor